初版ですか?

それはメルカリで本を売る楽しみがわかり始めた頃のこと。とある人からコメントが入りました。メルカリでは購入者側から出品者側に自由に値下げや商品について質問があるとき、コメントという方法で連絡を取り合えるシステムが構築されています。

それはブレイディみかこの「ワイルドサイドをほっつき歩け ハマータウンのおっさんたち」をメルカリで出品した時の話です。この本は2019年本屋大賞のノンフィクション本大賞を受賞した「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」の作者ブレイディみかこの新作です。この作品、思った以上に面白くて、作者が同い年ということもあってか共感できる部分も多く、新作が出るというならと、発売前からアマゾンで予約していたという本です。

本が自宅に到着するや否や速攻読み終え、早速メルカリで出品しました。今回定価1485円の本を1380円で出品しました。1380円だと、メルカリ手数料(メルカリへの手数料は10%!ちょっと高い(´;ω;`)ウゥゥ)と送料〈ラクラク便で195円)を差し引くと実際の売り上げは1047円。ちなみに、実際、もっと手数料の安いラクマやpaypayフリマ、発送もゆうゆうメルカリを利用すればもう少し安くはなるのですが、個人的にクロネコヤマトの方が好きなことやフリマアプリの市場人数などを勘案したりすると、ある一定のの手数料、送料はどっちにしろかかってくるわけで、実際の出品額=売上という訳にはいきませんが10円でも高く売りたいというのが本音。でもあまり高いと結局売れ残ってしまうし、旬なときに売り切ってしまった方が実際、得をしているわけで、需要のある時期にライバルたちより少し安めに設定するとこのぐらいの値段になりました。

まあ、そうは言っても、好きな作家の本を一番に読めて、すぐ売るのですから、実質300円から500円ぐらいで読めているわけです。メルカリを知るまでは必死で近所の図書館に予約をいれて、これまた人気のある本は(芥川賞やら直木賞らや本屋大賞をとったもの)多くの人が予約をいれるので実際借りられるのは1~3か月後というのはざらなこと。無料とはいえ、読みたいときにすぐ読めないというのもなんだか辛いもので、3か月後に本が来たって、その時の気分は違っていたりするもんで、「なんだかなあ~。」と感じたりするものです。ですので本好きとしてはいち早く新刊を購入して、堂々と高値で売れるときに売ってしまえるメルカリはいたく都合のよいシステムなのです。

と、少し話がずれてきましたが、このブレイディみかこの新刊をメルカリに出品したとき、こんなコメントが来ました。「コメント失礼します、この本は第何版、何刷ですか?」

「第何版?何刷?なんじゃそりゃ」私は最初意味がわかりませんでしたが、「あ~あの本の後ろにのっているあれかあ~」と納得して早速チェックしみたのです。そこには2020年6月5日初版第一刷発行とありました。「へえ~これすごい初版の第一刷りって、もしかして記念すべき本かも!」そう思った私はコメントを返すのをなんとなく躊躇してしまいました。「売らない方がいいのかなあ。買ってもらおうと出品したのにもしかしてこれって貴重?ってこと?だよね。」っと売りたくない気分がむくむくと湧き上がってきたのです。でもコメントを無視するわけにもいかず、黙って出品を取り下げるのも失礼な感じだし、うわどうしようと迷っているとあっさりほかの方が購入していきました。

「あっ。売れちゃった。」初版で第一刷であろうがなかろうがそんなことは興味のない他の方にあっさりと買われてしまいました。あとで初版の貴重さを調べてみると、まあそういうコレクターは確かにいることはいるようです。コレクターやその作家のファンにとっては初版であるかどうかは重要なことなのでしょうが、多くの人は本のきれいさとか値段の方が気になるわけで、全く気にしないという方も大半のようです。まあしかしながらせどりをしようと思う私にとって、このことはとても勉強になりました。これからは本の裏表紙までじっくりと目を通して本の価値をつけていこうと思います。

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